現在の閲覧者数: リアーキの娯楽小屋 LAST ACTION HERO

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LAST ACTION HERO

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数日前の深夜にTV放送していた記念。

TV放送ではカット箇所も多く、「そのシーンをカットするのは…ビッグミステイクだぜ」と思ったので、改めてDVDを見ながら感想。


※書き終えてから見返すと、最初はネタバレ抑え気味でしたが徐々にヒートアップしてネタバレも増えて来ました。自分の自覚以上にこの作品が好きみたいです。
ネタバレはオーケィ?→「オッケィ!(ズドン」と言う方のみお進みください。


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ディスク。パッケの仕様によってはこれがジャケ。こっちのが作風に合ってて好きですね。


母子家庭の少年ダニーは、アーノルド・シュワルツェネッガー主演『ジャック・スレイター』シリーズ(作品内の映画、所謂劇中劇)のファン。家は強盗にすらキレ気味に呆れられる程の貧乏で、学校をサボっては友達の老映画技師ニックのボロ映画館に入り浸っていた。
ある日、ジャックスレイターシリーズ新作の試写をこっそり見せてもらえる事になったダニーは、ニックが子供の頃に手に入れた魔法のチケットを譲り受ける。
……そして映画の鑑賞中、そのチケットが輝き出し、気がつけばダニーはカーチェイス中のジャックの車…『映画の中の世界』にいたのだった。


大雑把に映画の話の流れをパート分けすると
1ダニー少年の日常パート(サボりながら映画、授業中に妄想、強盗に呆れられる貧乏)』
2映画の世界パート(映画の世界にINして、ジャック刑事とダニー少年のコンビで事件を解決する…が)』
3現実との戦いパート(悪党が魔法のチケットを奪い現実世界へ!それを追うジャックとダニー)』
と分けられます。そしてクライマックスへ…


1『ハムレットがアクションスターぁ?へへっ、寝言言ってんじゃねぇよ』編
あらすじの頭での、ダニーが学校サボったり、授業の一環で流されたハムレットを『喋ってないでさっさと殺れよ…』と、ハムレットをシュワちゃん主演筋肉式痛快復讐劇に脳内変換してる日常です。ちなみにここが先日の放送でバッサリだったのが今回の執筆動機ですね。
そんなパロディシーンもある一方で、治安の悪い当時のNY、強盗に入られても映画の主人公の様に抵抗する度胸も筋肉も無いダニー少年、そんな強盗も、あまりの物の無さにキレて何も盗れずに逃走する…あんまりにもあんまりな現状も見えます。
後の映画世界内では憧れのヒーローの前で饒舌になりますが、父は昔に死んでいて、街は治安悪くて、自分には勇気もなくて映画浸り…序盤に観てた『ジャック・スレイターⅢ』や『筋肉式ハムレット』妄想はカッコイイですが、それら全て『逃避』なんですよね…


2『だってお前、これは映画だって言ったじゃないか♪』byジャックスレイター編
強盗に襲われても懲りない映画好き魂で警察署からニックの映画館まで直行して、チケットの半券を受け取り新作映画『ジャックスレイターⅣ』を一人堪能するダニーだが、魔法のチケットの力でカーチェイス中に悪党が投げたダイナマイトがスクリーンから飛び出し、映画の世界へ。
ここからはアクション映画でよくある展開、お約束、演出、ツッコミ所、ありえねぇ〜、を『映画ですから』とばかりに自重せず盛り込んだラッシュになります。ダニー少年も『本当に映画の中に入れた』事の実感もあって、(映画世界内の)L.A.の皆にあれこれ説明したりツッコミ入れたりするが、映画世界の皆は『それが当たり前』なので『何がおかしいんだ?』って反応。しかしそんな『映画のお約束』知識、『映画の序盤を観てた』事が、結果としてジャックのブレーン役として機能し、メタネタ要素を含んだ凸凹バディ物っぽい流れになります。二人で、ジャックのまたいとこのフランクを殺したマフィアのボストニー・ビバルディ、そしてぶっちゃけ頭の悪いビバルディを内心馬鹿にしつつ暗躍する真ボス、ガラス目玉(撤退時の最後ッ屁に爆弾機能もある)のベネディクトを追いつめていく!

3受け入れてエンジョイする人生編
映画を見終わった後には、また厳しい現実が…映画世界編との温度差が激しいですが、だからこそ別の味の見所ありかと。
ベネディクトは、映画世界内編でジャック(の別れた奥さん)邸にジャックの娘とダニーだけの時の襲撃時にチケットを手にしたままでしたが(『映画で観ていた』ので、自分達の事に詳し過ぎるダニーの素性を探る為、本人を問いつめつつ財布の中身の身分証等もチェック時、チケットを手に取っていた)、それがジャックに追いつめられ、壁に投げ飛ばされた時に発動、現実世界へ飛び出してしまいます。
ここからはシリアスですね。序盤の強盗に対し何も出来ないダニー少年も見てて辛かったですが、浮浪者がたかだか靴を強奪するのに別の浮浪者を殺しても皆気にも留めないのに悪党のベネディクトもドン引き…
試しに無作為に選んだ一般人を射殺し、大声で『私は今、殺意を持って人を殺した!自首したい!』と叫んでみた際の周囲の反応:
『うるせー!がたがたぬかすな!』

映画内での悪行よりひでぇ光景に『異世界を行き来できるチケットで逮捕されずに泥棒できる』なんて最初の思いつき以上の計画を考える…ちなみにこの辺もTVでカットされていたのが不満ポイントでした。

一方、現実世界に飛び出して主人公補正が切れたジャックも中々…
副知事、無線機、車の窓ガラス、壁…あらゆる物をぶち壊す拳も現実では→「痛いぞ!本当に痛い!」
車同士が対面して発車して度胸比べをすればそのまま正面衝突!→「チクショウ痛かった!」※自分が追跡用にパクった車はエアバック標準搭載、一方ベネディクトが奪ったボロタクシーには無い事は把握していた。
更には街の映画の看板『シュワルツェネッガー主演!ジャック・スレイターⅣ近日公開!』のポスターを見て、トイスト一作目のバズ・ライトイヤー的なショックを受けてしまう…彼だって良くも悪くも色々あった人生があった。離婚したり娘はお転婆だったり、殺人鬼をしとめ損ねた結果息子を巻き添えで死なせてしまったり…

だが、『映画の外』に飛び出して実質的に弱体化しつつも、補正無しで泥臭く這い上がって行くタイプの主人公にシフトチェンジして、ジャックはまた違った輝きを見せます。『物語のヒロイン、女性キャラ』では無い『初めて話す女性』ダニーの母と話に華を咲かせたり、ラジオのモーツァルトの曲に、今迄の劇中BGM(AC/DCのBIGGUN等、実はカーチェイス中のBGMは、ラジカセから流してた曲=それ迄のジャックが効いていた曲)には無い新たな魅力を見出す等(「こりゃぁいい…癖になりそうだ。ご機嫌♪」byジャック)、現実世界に少しずつ慣れつつ楽しみつつ、地道にベネディクトの行方を追い、自身の境遇や、『映画のお約束』がわかる程度の年齢と精神故に、現実を悲観視してベネディクト発見を諦めかけているダニーを厳しく叱責するジャック・スレイターは、まぎれも無い『人間』です!

やがでベネディクトを…またもや逃すも、タクシー内からあるものを発見、新聞各所にペンで付けられたマークと、ある記事への×印…二人は『魔法のチケットであらゆる映画の悪を呼び出す』『ジャックを完全に消滅させる為にアーノルド・シュワルツェネッガーを暗殺する』計画を留めようとプレミア試写会へ。

そこに暗殺者として呼び出されていたのは『ジャック・スレイターⅢ』にてジャックの息子を道連れに死んだ殺人鬼、リッパー。映画のシーンを再びなぞるような状況で『死んだ息子が生きてれば同じ位の年齢』のダニーを人質にとられつつもリッパー撃破、ダニーも無事救出する。
が!、満身創痍の所にベネディクトが!現実世界で映画の補正力も無く、リボルバーの弾をわざと一発抜いて弾丸切れの芝居をしてジャックを打つ!立ち向かうも殴り飛ばされ壁に叩き付けられるダニー。
だがジャック、あわや打たれるその瞬間にダニーのドロップキックがベネディクトの銃をたたき落とす。(「腕が折れたぁぁぁ…」って泣いてるシーン、よく見るとベネディクトが自分が完全に眼中に無い状態になるまでを虎視眈々と狙ってる眼でしたよ!成長したなダニー)
ジャックが銃を奪い「貴様の続編は無しだ」
ベネディクトの爆弾義眼を打ち抜くシーンは現実世界へ戻ってからのもやもやを『ぶっ飛ばして』くれました!

だがジャックも胸のど真ん中を打たれ重体『映画ならギリギリで峠を越える』事も出来るが、救急隊員達の表情は徐々に曇る現実・・・
だがここでダニー閃く!『映画に戻せばいい!』救急車をベネディクトの銃で乗っ取ってニックの映画館へ突っ込み、担架をスクリーン前まで運ぶ。予想外の人物(?)の助言で『映画館が預かる方の魔法のチケットの半券』の力で、ジャックを映画の世界へと帰す。
ここでダニーはジャックと共にいる事を望みますが、この時は現実なんて下らないと想い、学校をサボって映画や映画妄想に逃避してた序盤の頃じゃなくて、ただ純粋に『二度とジャックに会えない』事が恐いと言うのが…無き父親の面影をジャックを重ねているんでしょうね。格好いい所も悪い所もうんと見せて、それがダニーを成長させて行った『親父-ジャック-』なんですね。
「ここでいつも一緒にいるよりも、向こうにいて俺を信じて生きてくれ。俺に変わってママの面倒を良く見ろ」「そんな事言うヤツは、とんでもない…大バカもんだぜ」


そして医者や警察署内の皆がジャックに駆け寄る中…静かに現実世界へ帰るダニー。
そして傷を調べる先生の一言「皆してワシをからかっているのか!こんなのかすり傷にも入らんよ!さぁ立って!」

そしてニックと共にスクリーンでラストシーンを見守ると
「(ガラスを素手で叩き割りつつ)元に戻ったぞ!」
そして上司の警部補に怒鳴られても更に言い返し…画面外のダニーに向かってウィンクをし、再び所長に、もう脚本に縛られない自由を生きると捲し立て…

画面奥へ走り去る車、彼は手を振りながらカリフォルニアの夕焼けに向かって行った…



文章メチャクチャながらも綴りました。ラストアクションヒーロー
魔法の中のチケットで映画の中へというファンタジー、ド派手で突っ込み満載でも勢いで振り切る『アクション映画というファンタジー世界』、そこからヒーローと悪が現実世界で戦い、『現実に戻って来た』少年は成長する…実際序盤のダニーの映画好きは逃避的で、映画世界内ではヲタ的な水を得た魚状態でもあった訳ですから、現実世界で憧れのヒーローが活躍出来なかったり、母親と世間話に興じるのは結構厳しいものがあったのでは…?
現実世界に主戦場が移ってから文がヒートアップしましたが、映画『ジャック・スレイター』内の突っ込み満載アクションとあちこちに挟んであるメタ的な小ネタも魅力的です。
この辺にこんなネタが…とか、ここのカメオ出演が…とかは、どう書いても羅列になりがちなので、是非みなさんで確認して欲しいですね。

シュワルツェネッガー映画の中ではあまり良いヒットは無かった方に属する作品ですが、是非皆さんにも観てもらいたい。と言うかなんで売れなかったんだ?と本当に疑問。

そして、シーンカットが多過ぎて今回の執筆の動機となった深夜放送…カットに「ビッグミステイクだぜ」「ふざけやがってぇぇぇ!」と当初は思いましたが、こうして書く切っ掛けになったし、これはこれでありですね。
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テーマ : 趣味と日記
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

リアーキ

Author:リアーキ
HN:リアーキ(rearki)

性別:男…とみせかけて…やっぱり男

年齢:注射が怖いのを『いい年こいて…』と言われるレベル

血液型:A

星座:水瓶座

趣味:肉体鍛錬、アニメ、映画(アクションやコメディ等娯楽性重視)、漫画、亀の世話、ゲーム、立体物(プラモデル組み立てや、フィギュアはアクションフィギュアを好む)、絵を描く、写真撮影、カラオケ、料理…

いけないなと思うもの:食わず嫌い(故に、趣味の欄はどんどん分厚くなるでしょう)

↑その結果:色々と器用貧乏感丸出しに

食ってみた上で駄目だったもの:トマト(生)

その他:
・相互リンクはうぇるかむです。拍手でもコメントでもtwiterででもお好きな形でご連絡を…

・HNはだいたい『リアーキ』か『rearki』で統一しています。Twitter、Twipic、pixiv、うたスキ動画、モバマス等々…

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